SDGs達成のために私たちにできることとは?|誰でも簡単にできるSDGs活動をご紹介

#取り組み#活動#知識 2022.04.07

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【更新日:2022年4月11日 by 大川 智也

持続可能な開発目標として耳にする機会も多くなった「SDGs」ですが、改めて「私たちに出来ることは何か」と考えると何が浮かぶでしょうか。

言葉としては知っているけれど、私にできる具体的な取り組みについては今一つ思い浮かばない。そのような方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、SDGsが掲げる17つの目標ごとに私たちができることを一緒に考えていきます。

見出し

私たちにできることを各目標ごとに紹介

目標1「貧困をなくそう」|フェアトレード商品を購入しよう

SDGsのアイコン「貧困をなくそう」

あまり聞き馴染のない言葉ですが、フェアトレード商品とは一体何でしょう?

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

(参照:fairtrade japan|公式サイト

「貧困をなくすために出来ること」と想像すると一般にボランティア活動や募金が想像されやすいかもしれません。

ですが今後は、日常的に行える貢献としてフェアトレード商品の購入が考えられますね。

目標1の詳細はこちらから

 

目標2「飢餓をゼロに」|食べ残しをなくそう

SDGsのアイコン「飢餓をゼロに」

世界には明日の食事が約束されていない人たちが居ます。

そこで目標2「飢餓をゼロに」では、食糧支援や農業の改善がその目的として掲げられ、フードバンクや子ども食堂などといった食糧支援活動が行われています。

上記の活動への参加以外に食べ残しをなくすこと、またはその様に心がけることが私たちにできる最初の行動と言えるでしょう。

目標2の詳細はこちらから

 

目標3「すべての人に健康と福祉を」|徒歩や自転車を利用しよう

SDGsのアイコン「すべての人に健康と福祉を」

通勤や通学など、移動の手段としてあなたは何を利用していますか?

徒歩または自転車を利用し、日常的に体を動かすことは健康の維持だけでなく排気ガス削減にも貢献します。

もう少し足を伸ばせるなら、ウォーキングイベントや健康診断への積極的な参加も検討してみてはいかがでしょうか。

目標3の詳細はこちらから

 

目標4「質の高い教育をみんなに」|教育関係などのボランティアや寄付をしよう

SDGsのアイコン「質の高い教育をみんなに」

文字が読めて計算ができる、学校に通うことができて、知識を蓄えることが出来る。

これら教育に関係する取り組みは残念ながら国によって平等ではありません。

世界の現状を知ること、そして教育環境を改善する団体への寄付やボランティア活動の参加を実践することは、質の高い教育を届けるための取り組みにつながります。

目標4の詳細はこちらから
関連記事:【実例紹介】SDGs4達成のために私たちにできること|学生向けに高校・大学から見る事例も紹介
関連記事:《必見》SDGs 目標4「質の高い教育をみんなに」の9個の問題点 |問題点に向き合う企業の取り組みも解説

 

目標5「ジェンダー平等を実現しよう」|家事や育児を平等に分担しよう

SDGsのアイコン「ジェンダー平等を実現しよう」

「男は仕事、女は家庭」という概念があるように、家事や育児と言った家庭的な作業については未だに「女の仕事」として認識されている傾向にあります。

ジェンダーの平等を実現するためには、このような概念に基づく行動を緩和していく必要があります。

そのために、まずは家事や育児を分担するという家庭内で実践できる取り組みから始めてみませんか?

目標5の詳細はこちらから
関連記事:《徹底網羅》 SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の取り組み 9選

 

目標6「安全な水とトイレを世界中に」|水道の蛇口をこまめに止めよう

SDGsのアイコン「安全な水とトイレを世界中に」

我々が生活を送るうえで最も重要な資源は水であると言っても過言ではないでしょう。

特に水質は衛生面に強く関係するため、安全な水とトイレの普及は重要な目標です。

水道の蛇口をこまめに止めることは、最も身近に実践できる取り組みの1つです。シャワーや食器洗いなど、洗う行為の傍で水を流しっぱなしにしていませんか?

こまめな節水を意識して、水資源の効率的な利用を目指しましょう。

目標6の詳細はこちらから

 

目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」|LED電球に切り替えよう

SDGsのアイコン「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

現代社会において私たちの生活を支えるかけがえのない存在がエネルギーです。

エネルギーの安定供給のためにも、やはり水資源と同様に無駄な消費は抑えなくてはなりません。

その為、LED電球といった省エネに関わりの深い製品や、グリーン電力などの導入が望まれています。

目標7の詳細はこちらから

 

目標8「働きがいも経済成長も」|ワークライフバランスを実行しよう

SDGsのアイコン「働きがいも経済成長も」

過度な長時間労働や「サービス残業」という言葉が問題視されている日本において、目標8は身近で関わり深いテーマなのではないでしょうか。

昨今では「働き方改革」による労働環境を見直す取り組みが進められていますが、「働きがいも経済成長も」その課題を達成するためには、一人ひとりのワークバランスの見直しがやはり必要不可欠でしょう。

目標8の詳細はこちらから
関連記事:《必見》SDGs8 働きがいも経済成長も|達成するために今から私たちにできること
関連記事:SDGs目標8の現状とは?|現状から課題解決のための取り組み事例まで解説 | SDGs CONNECT

 

目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」|水はどのように供給されているかなど、自分たちのインフラ設備を理解しよう

SDGsのアイコン「産業と技術革新の基盤を作ろう」

電気、ガス、水道、インターネットなど私たちの生活を形作るために必要なものはインフラ設備です。しかし、世界にはインフラ設備を整えるために必要な基盤すら整えられない国が多く存在します。

目標9を達成するためにできること、それはいささか想像が難しくまた個人で取り組めるような内容が浮かびにくいのではないでしょうか。
そのために、まずはインフラ設備に対する興味と理解から始めてみましょう。

特に日本は災害が多い国なので、インフラ設備に対する理解は災害時のインフラ状況に適応するための知識として役に立つというメリットもあります。

目標9の詳細はこちらから
関連記事:《今日からできる》SDGs9達成のために私たちができること|身近なことから考える解決策
関連記事: SDGs目標9達成のための解決策とは|具体的な解決策から企業の事例まで網羅
関連記事:《徹底網羅》SDGs目標9の課題とは|産業基盤と技術革新の国内外の課題まで解説 | SDGs CONNECT
関連記事:【事例紹介】SDGs目標9の世界の取り組み|世界の取り組み9選を徹底解説

 

目標10「国や人の不平等をなくそう」|パラスポーツに参加してみよう

SDGsのアイコン「国や人の不平等をなくそう」

不平等と聞くと、どのような不平等を想像しますか?
金銭的な不平等、性別的な不平等、そして障がいや人種的な不平等。列挙するならばこの他にも沢山あると思います。

目標10を達成するためには様々な協力が必要です。そして、そのためには不平等の実態を知り、理解することが大切です。
例えばパラスポーツへの参加など、経験を通して自分にできることを考えてみる時間を作ってみましょう。

“知る”ための行動、始めてみませんか?

目標10の詳細はこちらから

 

目標11「住み続けられるまちづくりを」|自分が住んでいる街の魅力を考えてみよう

SDGsのアイコン「住み続けられるまちづくりを」

自分が住んでいる街を改めて見直してみると、普段生活している中では気づかない魅力を見つけられるかもしれません。

その魅力を後世まで残すためにも、地域の清掃や防災活動に参加してみてはいかがでしょう。

目標11を達成することは自分たちだけではなく、そこに住んでいる住民のためにもとても大切な考え方です。

目標11の詳細はこちらから

 

目標12「つくる責任つかう責任」|マイバック、マイボトル、マイ箸を持参しよう

SDGsのアイコン「つくる責任つかう責任」

目標12「つくる責任つかう責任」では環境と人々の健康を守るため、破棄物の放出量減少を目指しています。

私たちがつくり、そしてつかった後に生まれる廃棄物はその焼却時に大量の二酸化炭素を放出します。そのためマイバック、マイボトル、マイ箸など繰り返し使えるアイテムの利用は、“使い捨て”の抑制に貢献するためとても重要です。

目標12を達成するために私たちができること、そのはじめとして今日からのお買い物にマイバックを添えてみませんか?

目標12の詳細はこちらから
関連記事:《SDGs基礎》目標12「つくる責任 つかう責任」を徹底解説 | SDGs CONNECT

 

目標13「気候変動に具体的な対策を」|電気をこまめに消し、使用時間を減らそう

SDGsのアイコン「気候変動に具体的な対策を」

地球温暖化やそれに伴う海面の上昇。気候変動への対策はもはや人類共通の解決目標と言えるでしょう。

そのため個人から国まで、大小さまざまな規模での対策が求められています。

二酸化炭素の排出量を抑えるための取り組みとして、リサイクルや省エネへの推進が考えられます。電気をこまめに消し、使用時間を減らす。ただそれだけの行動でも、私たち一人ひとりが意識することが目標13達成に貢献する要と言えましょう。

目標13の詳細はこちらから

 

目標14「海の豊かさを守ろう」|プラスチック製品をなるべく使わないようにしよう

SDGsのアイコン「海の豊かさを守ろう」

プラスチックごみや工業廃水といった海洋汚染が、海の色を変えています。

海の豊かさを守るため、最近ですとレジ袋の有料化に始まり、紙ストローや紙製パッケージなど環境に配慮した製品が多く登場しています。

これら製品を積極的に使用することで、使い捨てにされるプラスチックごみの削減に貢献できます。加えてプラスチックの効率的な利用のために、リサイクルへの協力も併せて実現できればさらに素敵です。

目標14の詳細はこちらから

 

目標15「陸の豊かさを守ろう」|植林活動や森づくりに参加しよう

SDGsのアイコン「陸の豊かさを守ろう」

森は生物の多様性を維持するうえで必要不可欠な存在です。

しかしながら開発のための森林伐採などにより、森林は大幅に減少している状況にあります。また日本では狼の駆除が原因で鹿が増加し、また増えすぎた鹿による食害が森林に被害をもたらしています。

人の手で刈ってしまった森林を戻し、人の手で歪めてしまった生物の多様性を保護するためには、同じく人の手で植林することが必要となります。

目標15の詳細はこちらから
関連記事:SDGs目標15「陸の豊さを守ろう」の現状と取り組みをグラフで徹底解説

 

目標16「平和と公正をすべての人へ」|国内外の状況を知ろう

SDGsのアイコン「平和と公正をすべての人へ」

世界では今も紛争が起こっています。
唯一の被爆国である日本は「平和」に対してどのような姿勢をとるべきなのでしょうか?

ネットニュースなど、画面越しに見る世界をどこか他人事のように感じていませんか?
同じ地球上の出来事に対し、当事者意識を持つためにも平和と公正について考えることは非常に大切です。

目標16を達成するために私たちにできることは国内外に目を向け、そして状況を知ることでしょう。また日本国内に焦点を当てるならば、選挙に行くなど積極的に政治に関わっていく姿勢が考えられますね。

目標16の詳細はこちらから

 

目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」|SDGsに関するイベントなどに参加しよう

SDGsのアイコン「パートナーシップで目標を達成しよう」

SDGsの達成には、あらゆる人や国の協力が求められます。

行動に転じる前段階として、まずはSDGsに関するイベントや記事など、様々な媒体を通した情報収集が必要不可欠でしょう。

一人ひとりがSGDsに意識を向けること、そして協力を重ねていくことがSDGsの掲げる17つの目標を達成する条件なのです。

目標17の詳細はこちらから

 

(参考:SDGs~私たちにできること~ 横浜市都筑区

私たちにできることを年代別ごとに紹介

【小学生向け】ゲームを通してSDGsを知ろう

小学生にできることで、一番重要なことはやはりSDGsについて知ることでしょう。
しかし「SDGsに興味はあっても調べるまでには至らない」そのような場合もあると思います。そこで、楽しみながら学べるゲームを利用してみるのはいかがでしょうか。

SDGsに関するゲームは豊富にあります。カードゲーム、すごろく、スマホアプリを通してSDGsに触れてみませんか?

関連記事:《簡単に解説!》小学生のためのSDGs|明日からできる取り組みも解説

【中学生向け】ものを大切に扱おう

「ものを大切に扱う」こと、これは至極当たり前のことのように思います。しかしながら部活動や学校行事に伴い“もの”を同時に多く扱う機会があるほど、責任を持って最後まで使い切るということの難しさに触れることになるでしょう。
そのため「責任」という言葉の意味を理解し、使い捨てや無駄遣いをしないように心がけることが中学生にできる1つの取り組みです。

関連記事:中学生とSDGs|おすすめのSDGs教材や中学生でもできる取り組みまで紹介

【高校生向け】SNSを利用してSDGsの取り組みを知ろう

高校生は自分を取り巻く環境に敏感な時期とも言えます。
またSNSでは常に様々な情報が飛び交っているため、SDGsに関するアカウントに注目するだけでも沢山の情報が得られます。

そのため高校生にできる取り組みとして、自分と社会、社会と世界というようにアンテナを伸ばして情報を知ることが考えられます。中にはSNSを通じたSDGsの取り組みなどもあるため、積極的な情報の獲得は非常に重要です。

関連記事:《必見》高校生だからこそできるSDGs|実際の高校生の取り組みや取り組む意義を紹介

【大学生向け】学習支援ボランティアに参加しよう

金銭的な関係から充分な教育を受けられず、就活が不利になり、高収入の職業に就くことが出来ない。
このような貧困のループは教育格差を増長させます。
教育格差解消のために大学生ができること、その1つに「学習支援ボランティア」があります。

学習支援ボランティアとは貧困の家庭や、学校に通えない子供を対象に学習のサポートを行うボランティアです。

(参考:大学の取り組み事例から見る。SDGsの達成に向けてできること

関連記事:【実例紹介】SDGs4達成のために私たちにできること|学生向けに高校・大学から見る事例も紹介

SDGsの取り組み事例-身近のものから企業の事例まで

身近でできる取り組み

買い物に行くならばマイバックを、水道を使用する時にはこまめに蛇口を閉めるなど。本記事では身近でできる取り組みとして節水、節電、省エネ家電の導入やマイバックの持参などを紹介しました。
勿論、その他にも様々な取り組みがあります。その一つが自身の取り組みに関する情報発信です。
自分がやっている取り組みを発信すること、そして誰かの取り組みを知ること。情報の発信と受信によって、実践可能な新しい取り組みを相互に共有することができます。

関連記事:《意外と知らない》日常生活でできるSDGs|具体的な取り組み〜日常生活編〜
個人でできる話:《徹底網羅》個人でできるSDGsの取り組み|「シーン別に解説」
面白い取り組み:《徹底解説》SDGsの「面白い」取り組み|国内・海外・個人の取り組みを紹介

企業の取り組み

パナソニック株式会社|無電化地域にあかりを届ける

SDGsのアイコン「貧困をなくそう」パナソニックは教育、医療、経済、安全などの課題解決を目指し、2013年から2018年にかけて10万台以上のソーラーランタンを寄贈してきました。
(参照:10万台の寄付達成、その先へ

小川珈琲株式会社|フェアトレードで農家の生活を守る

SDGsのアイコン「飢餓をゼロに」「小川珈琲」は、2003年に国際フェアトレード認証ラベル商品の製造ライセンスを取得。2004年から国際フェアトレード認証コーヒーの販売を始めました。
(参照:小川珈琲 SDGs宣言|小川珈琲

関連記事:企業のSDGs活動例19選|個人でできる活動10選も紹介

ナマケモノできるアクション・ガイドを国連が公開中

ナマケモノできるアクション・ガイドでは、ソファに寝たままできることから職場でできることまで、ナマケモノレベルに応じた取り組みが紹介されています。
百考は一行にしかず。
最初はソファから始まるナマケモノでも、SDGsの取り組みを実践する姿は素敵なものです。

ナマケモノできるアクション・ガイドについてはこちらの記事から

まとめ|私たちにできることを周りの人に紹介しよう

本記事ではSDGsの掲げる17個の目標別に、私たちにできることを考えてみました。
すぐに行動に移すことが困難であったとしても、ここまで目を通してくださった方なら「まずは知ること」という根本の取り組みに関しては既に達成できていますね。

SDGsCONNECTでは他にもSDGsに関する専門的な記事が豊富にあります。この機会にさらに「知ること」を深めてみてください。

SDGsとは

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。

SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。

SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。

▼各目標の詳細は以下の画像をクリック

▼SDGsについて詳しくはこちら

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