LGBTについて皆さんはどのくらい理解していますか?
近年LGBTについての理解は深まっていますが、LGBTについて学ぶべきことは多くあります。
今回用意したLGBTクイズに挑戦し、LGBTへの理解を深めて行きましょう。
見出し
- 1 LGBTのクイズを通して理解を深めよう!
- 1.1 1. LGBTの頭文字の意味
- 1.2 2. LGBTQのQとは
- 1.3 3. LGBTQ+のマイノリティ1/h3> アセクシュアルとはどのような人を表しているでしょうか?
- 1.4 4. LGBTQ+のマイノリティ2
- 1.5 5. 性自認と性的指向の違い
- 1.6 6. 同性婚が認められている国の数
- 1.7 7. 同性婚が認められている国
- 1.8 8. 日本で初めてパートナーシップ制度を導入した自治体
- 1.9 9.LGBT教育が就学前から行われている国
- 1.10 10. 学校での取り組み事例
- 1.11 11. 会社での取り組み事例
- 1.12 12. LGBT商品の売り場の工夫
- 1.13 13. レインボーフラッグの色の数
- 1.14 14. 私たちにできること
- 2 まとめ
LGBTのクイズを通して理解を深めよう!
LGBTとは「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」の4つのアルファベットの頭文字をとったものであり、性的マイノリティの人を表しています。
LGBTについて理解を深めることが求められている一方で、生活の中で学ぶ機会はあまり多くありません。
今回はLGBTのクイズを14問用意したので、全問正解を目指して頑張っていただき、理解を深めてもらえればと思います!
1. LGBTの頭文字の意味
LGBTの「B」はバイセクシュアルの頭文字ですが、バイセクシュアルとはどのような人を表しているでしょうか?
A:男性だけが恋愛対象の男性
B:女性だけが恋愛対象の女性
C:男性も女性も恋愛対象の人
答え
正解はCです。
A(男性だけが恋愛対象の男性)はゲイ、B(女性だけが恋愛対象の女性)はレズビアンと言います。
また、LGBTの「T」はトランスジェンダーを表しており、自分の性に違和感を感じている人を指します。
2. LGBTQのQとは
LGBTQの「Q」は「クエスチョニング」や「クィア」を表していますが、「クエスチョニング」とはどのような人を表しているでしょうか?
A:自分のセクシュアリティを定義していない人
B:自分のセクシュアリティをしっかりと決めている人
C:自分のセクシュアリティが異性愛の人
答え
A
正解はAです。
クエスチョニングとは、自分のセクシュアリティを定義していない人を表しています。
中には、あえてクエスチョニングの立場をとる人もいます。
▼関連記事
LGBTQのQとは-クエスチョニングとクィアの意味とは
3. LGBTQ+のマイノリティ1/h3>
アセクシュアルとはどのような人を表しているでしょうか?
A:異性にも同性にも恋愛感情を抱く人
B:他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない人
C:他者に対して恋愛感情はあるが性的欲求がない人
答え
B
正解はBです。
恋愛感情も性的欲求もない人をアセクシュアル、恋愛感情はあっても性的欲求がない人をノンセクシュアルというように区別しています。
4. LGBTQ+のマイノリティ2
パンセクシュアルとはどのような人を表しているでしょうか?
A:同性に恋愛感情を抱くが、性的欲求の対象は異性である人
B:性的マイノリティの人を愛する人
C:相手の性のあり方に関係なく他人を愛する人
答え
C
正解はCです。
パンセクシュアルとは、相手の性のあり方に関係なく人を愛するセクシュアリティです。オムニセクシュアルや全性愛と表現することもあります。
パンセクシュアルの人は男性か女性という2つの性別だけでなく、Xジェンダー(中性)の人なども含めた「あらゆる性のあり方の人」に惹かれます。
5. 性自認と性的指向の違い
性自認とは自身の性をどのように捉えるかを表した言葉で、性的指向とは性的に惹かれる相手の性別を表した言葉である。
A:⚪︎
B:✖️
答え
⚪︎
正解は⚪︎です。
性自認とは自分の性のあり方を表した言葉で、性的指向とは性的に惹かれる相手の性別を表した言葉です。
セクシュアルマイノリティを決める要素はこの2つに加え、身体的な性(性器などの身体的特徴に基づく性別)と性表現(言動や見た目などで表現する性)があります。
6. 同性婚が認められている国の数
同性婚が認められている国や地域はどのくらいあるでしょうか?
A:26
B:34
C:42
答え
B
正解はBです。
ヨーロッパや南北アフリカなどをはじめとして、34の国や地域で同性婚が認められています。
しかし、同性婚が認められていない国は数多くあります。
7. 同性婚が認められている国
次の3つの選択肢のうち、同性婚が認められている国はどこでしょうか?
A:リベリア
B:ガーナ
C:オランダ
答え
C
正解はCです。
オランダでは、2001年に世界で初めて同性婚が認められました。
他にもベルギーやスペイン、カナダやアメリカなどで同性婚が認められています。
一方、ガーナでは同性愛が認められておらず、罰金を払わなければなりません。
▼参考
同性婚ができる国は世界で何カ国?死刑になる国も存在します。
8. 日本で初めてパートナーシップ制度を導入した自治体
次の3つの選択肢のうち、日本で初めてパートナーシップ制度を導入した自治体はどこでしょうか?
A:世田谷区
B:渋谷区
C:大阪市
答え
A
正解はAです。
世田谷区は日本で初めてパートナーシップ制度を導入しました。
同性カップルはパートナーシップ宣誓を行い、区から認められた宣誓書の写しと宣誓書受領証を受け取ります。
▼関連記事
自治体のLGBTへの取り組み5選-日本のLGBTの現状や企業・学校の例も紹介
9.LGBT教育が就学前から行われている国
次の3つの選択肢のうち、LGBT教育が就学前から行われている国はどこでしょうか?
A:スウェーデン
B:フランス
C:アメリカ
答え
A
正解はAです。
スウェーデンのLGBT教育は就学前から行われています。
性の多様性について子供たちが初めて学ぶ機会は、義務教育開始前の「就学前学校(フォースコーラ)」です。
▼関連記事
海外のLGBT教育5選-フィンランド・スウェーデン他、日本との比較も紹介
10. 学校での取り組み事例
次の3つの選択肢のうち、学校での取り組みとして行われていないことはどれでしょうか?
A:制服の選択肢の増加
B:オールジェンダートイレの設置
C:性的マイノリティの教師の積極採用
答え
C
正解はCです。
例えば、千葉県柏市にある市立柏の葉中学校では、生徒の性別に関係なくネクタイかリボン、スカートかスラックスを選ぶことができます。
また、愛知県豊川市にある市立一宮西部小学校では、男女別のトイレに加えて、特別支援教室のあるフロアに「みんなのトイレ」を設置しました。
▼参考
LGBTに優しい学校に トイレ改修、制服見直し… – 日本経済新聞
▼関連記事
LGBTのトイレのマークについて考える-オールジェンダートイレの提案や導入事例も紹介
11. 会社での取り組み事例
会社での取り組み事例の1つとして、独自のファミリーシップ制度を導入している日本企業がある。
A:⚪︎
B:✖️
答え
⚪︎
正解は⚪︎です。
例えば、KDDIでは同性パートナーの子供を家族として扱う「ファミリーシップ申請制度」を導入しています。
この制度により、法律上は認められていなくても育児休職を取得できたり、出産祝い金を受給できたりするようになりました。
▼参考
LGBTQに関する取り組み指標「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を5年連続で受賞~
12. LGBT商品の売り場の工夫
LGBT商品の売り場の工夫の1つとして、「LGBTの人向け」の売り場を設けることが大切である。
A:⚪︎
B:✖️
答え
✖️
正解は✖️です。
「LGBT向け」として発売すると、当事者は商品を購入する際にLGBTであることをカミングアウトせざるを得なくなってしまいます。
▼関連記事
LGBTの人向けの商品5選-商品販売のメリットと売り場の工夫も紹介
13. レインボーフラッグの色の数
レインボーフラッグは何色で構成されているでしょうか?
A:5色
B:6色
C:7色
答え
B
レインボーフラッグは元々8色でしたが、今は6色で構成されています。
レインボー(虹)と言いますが、7色ではないのです。
その理由として、本来レンボーフラッグに使われていたピンク色の生地を見つけるのが困難だったことや、街灯の柱と重なってターコイズ色が隠れてしまうハプニングがあったことが挙げられます。
▼参考
レインボーアベニュー
【LGBTの象徴】レインボーフラッグ(旗)の全て【なぜ6色?いつから?】
14. 私たちにできること
私たちにできることとしてアライになることが挙げられる。
A:⚪︎
B:✖️
答え
⚪︎
正解は⚪︎です。
ALLY(アライ)とは、LGBTQ +の人たちに寄り添いたいと考え、支援する人のことを指します。
今まではストレートの人や団体のことを「アライ」と呼んでいましたが、最近ではLGBTQ +の人たちもアライになろうという動きがあります。
LGBTQ +の人たちがアライになるメリットとして、お互いのマイノリティについて理解しやすいことが挙げられます。
▼参考
アライ(Ally)とは・意味
▼関連記事
ALLY(アライ)とは?-LGBTを理解・支援するALLYにできることや活動事例を紹介
まとめ
LGBTに関するクイズはいかがでしたでしょうか?
全然正解できなかったという人も落ち込む必要はありません。解説をしっかりと読み、1つずつ正しく理解していきましょう!
また、今回クイズに出題できなかった内容の中にも理解すべきことは多くあります。
LGBTに関してより詳しく学びたい方は、ぜひ「SDGs CONNECT」の他の記事もご覧ください!
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大学では国際デザイン経営学科に所属し、解決が困難な問題をあらゆる角度から解決できるようにするため、日々勉学に努めている。